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ちくしの新聞

約90年の歴史を誇る「二日市温泉と天拝山観月会」

 菅原道真公が百日間登り続け、自分の無実を訴え国民の平和を祈った、筑紫野市の天拝山。1924年、九州鉄道(現在の西鉄大牟田線)開通と共に、福岡日日新聞などの有志が筑紫野市を盛り上げようと、道真公の遺徳をしのぶ観月会が始まりました。提灯の灯で夜の山道を登り、山頂で月見をするというものです。

 戦時中いったん祭りが禁止された後、1959年に再開した時から携わる久芳(くば)康紀さんに話を聞きました。「幼い頃は、ぜんざいと入浴券と杖が付いて子どもは10銭ほど。当時から変わらず、バザーや演芸などが行われ、にぎわいます。二日市温泉には、終戦後30軒ほど旅館がありましたが現在は8軒に。1300年の歴史を持つ九州最古の温泉地には黒田官兵衛や夏目漱石など多くの著名人が訪れていて、歌碑などがあります。今回の観月会では皆既月食が見られる予定です」

 当日は久芳さんもいるので、市の歴史について奥深い話を聞いてみませんか。市民の思いが受け継がれ、知識の財産がこれからも受け継がれることを願って。

  • 第80回筑紫野市祭「二日市温泉と天拝山観月会」
  • ■会期=2014年10月8日(水)
  • ■午後6時~午後9時
  • ※演芸会=午後6時15分~午後8時30分予定、花火=午後8時40分~午後9時予定
  • ■会場=天拝公園 武蔵寺(筑紫野市武蔵621)
  • ■参加費=無料
  • ※問い合わせは筑紫野市商工会(TEL 092-922-2361)へ

美人姉妹が営む山間にあるハーブ園

ムラサキソウで染めたストール

 約3300坪の雄大な敷地にある「しゃんどふるーる」には、約100種ものハーブがぎっしり。「自然の香りが大好きで始めたのが約18年前。ログハウスのレストランをするようになったのも自然な流れですね」とオーナーの秦泉寺清香さん。年に1度のカモミール祭りでは夫の修さん率いるおやじバンド演奏も聞けます。

 清香さんは「筑紫野むらさきまちづくり協会」会長。絶滅危惧種・ムラサキソウを染料にした商品づくりにも力を注いでいます。

美人姉妹

  • ■柚須原高原ハーブ園 しゃんどふるーる
  • [営]10:00 ~16:00
  • ※11~3月は金~日曜のみ、月曜定休
  • 筑紫野市柚須原164
  • TEL 092-921-1061
  • http://www.furu-ru.com/

体験から生まれた形状維持型ミニエプロン!

 佐野道枝さんが自身の祖母の介護を通して開発したミニエプロン「シャンアラモード」(2480円~、40種)。形状保持材を使用し、洗面台で洗顔する際に床がぬれない優れものです。大人から子どもまで男女問わず活用されています。

「生まれも育ちも筑紫野市で、今後は地元への方へ恩返しできればと思っています。将来は、就労継続支援A型事業所を作りたいです」と展望を語ってくれました。

シャンアラモード
  • シャンアラモードとハピネスレインは「グリーンコープ生協ふくおかふくし・ほっと館」(春日市春日原北町5-15-1)とHPで取り扱い
    http://toutlemonde0088.com
    問 TEL 092-924-5728 (トゥール・モンド)

筑紫野市DATA

  • 人口
  • 男48,947人 女53,390人
  • 計102,337人
  • 世帯数42,342世帯
  • (平成26年7月31日現在)
  • 市の花 サルビア
  • 市の木 ツバキ
  • 市章 筑紫野の「ち」を図案化したもので、上部の突き出た部分は“躍進”を、外周の円は“融和と豊かさ”を表しています。

編集後記

その昔、筑紫野にはムラサキソウが咲き誇り、冠位の最高位の染料にも使用されていたそうです。それに着目し、紫の材料を使った特産品を増やすことを目指す「紫プロジェクト」にも注目です。次回は春日市の予定、お楽しみに!

リビング福岡2014年9月6日号掲載 ※この情報は掲載時点のものです