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かめばかむほど味がある!

関門海峡たこ

関門海峡の豊富なえさがうま味を、激しい潮流(ちょうりゅう)がプリプリした歯ごたえを…。料理人の間ではメジャーですが、そのほかでは“知る人ぞ知る”という存在の「関門海峡たこ」。

関門海峡は好漁場

「関門海峡たこ」は、激しい潮流に流されないように海底の岩にしがみつくため、筋肉が発達した短い足をしています。その足は、プリプリの歯ごたえ。弾力があるけれど軟らかく、かめばかむほど味があります。 小倉北区の「平松漁業協同組合」では、約10人のたこつぼ漁師で、「たこ部会」を形成しています。

「関門海峡たこは、立って歩いたり、ジャンプしたりできるほど足が短くて太いんよ」とたこ部会会長の徳永信雄さん。夏場は午前4時から、冬場は同5時から、関門海峡へ同部会会員がたこつぼ漁に出ています(3~5月は禁漁)。タコの旬は7~8月。小さいけれど、身が軟らかくておいしい時期とのこと。

昔ながらのたこつぼ漁
「たこつぼ漁」は、網漁ではなく、たこつぼを使用するため、傷が付かずタコにやさしい漁です。たこつぼ漁の仕掛け(図1参照)は、常に10本程度仕掛けられています。たこつぼ漁師は、その目印がたとえ無くなっていても、沈めた場所がわかるほど海を知り尽くしているそうです。 まず、仕掛けを引き上げ、たこつぼに入っているタコを船のいけすに移します。仕掛けを再び違う場所に沈めた後、いけすのタコを1匹ずつネットに入れ直します。今の時期は、1隻に付き平均20~30匹。最盛期(7~8月)には、約100匹のタコが捕れることもあります。 また、漁協では、仕掛け以外にタコの「産卵用たこつぼ」を放流し、資源保護にも積極的に取り組んでいるそうです。
豪快! 漁師のおすすめのたこ料理
「お薦めのタコ料理は、タコ焼き飯。タコの味に一番合ってると思うよ」と同組合長の西口千歳さん。その「タコ焼き飯」ほか、いくつかのお薦め“タコ料理”を、組合長夫人の西口和代さんに教えてもらいました。 ◆ タコ焼き飯
  1. サイコロ状に切った、ゆでタコを炒める
  2. (1)に冷やご飯、ネギを入れ、バターで炒めるli>
  3. 塩コショウで味を調え、刺し身じょうゆを回し入れる
バターと刺し身じょうゆがポイントの、シンプルな料理。 ◆タコのからあげ
  1. タコを半生くらいにゆでる
  2. かたくり粉をまぶして揚げる
外側はカリッと、内側はプリッとして香ばしく、大人も子どもも喜びそうな料理。 ◆タコサラダ
  1. ゆでタコとキュウリやトマトなどの野菜を、中華ドレッシングであえる。中華ドレッシングがお薦め。
◆刺し身
  1. タコの皮をむいて、薄くスライスする。湯にくぐらせて、しゃぶしゃぶにしてもOK。
「歯が弱いお年寄りは、ゆでダコの頭の皮をむいて、細切りにすると食べやすいですよ」とのこと。
  1. イチ押しのタコ料理「タコ焼き飯」
  2. 鍛えられた、たくましいタコの足!
  3. 1匹ずつタコをネットに入れます
  4. いけすに浮かべて保管します(いけす内で沈まないように、発泡スチロールのかけらも一緒に入れます)

リビング北九州2004年11月13日号掲載 ※この情報は掲載時点のものです