> > 学校から学ぶ子育て術 > 自分から話しかけられる子どもを育てよう
 
 
 
 

子どもたちとあるシミュレーションをしました。  「休日、家族でバスに乗ってデパートに買い物に行き、その後ファミレスで食事をしてまたバスに乗って帰る。この間に話せばいいことは何か?」という内容でした。
言葉のない「無言化社会」とも言われます。他者と言葉で関わらなくても過ごせる、そんな毎日を普通だと思ってほしくないからです。
子どもたちも考えました。近所の方と出会った時の「おはようございます」といったあいさつ。バスの運転手さんやお店の方への「ありがとうございました」などのお礼。「○○売り場は何階ですか?」「おいくらですか?」といったお尋ね。「もう少し明るい色を見せてください」といったお願い。合計68個も出てきました。
中には、「なるほど」と感心した言葉もありました。  「お願いします」と運転手さんに言うべきだと話した子どもは、「子どもが乗ったということを知らせることになる。乗り過ごさないように気をつけて、安全運転をもっと心がけようと思っていただけるから」と話しました。
物おじせず他者に話しかけることのできる子どもに育てたいものです。初めて会う人や大人とも会話ができるように、その機会を与え見守ってあげることが大事です。
菊池省三さん
「授業成立プロジェクト九州青年塾」塾長。平成16年「第1回北九州すぐれた教育実践教員」表彰。著書「どの子も発言ができる授業づくり」(編者、学事出版)ほか