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Q住宅ローン、金利が上がったら繰り上げ返済すべき?
昨年子どもを授かり5人家族になりました。2年前に戸建を購入し、子どもの成長とともに食費や教育費など生活費がだんだんとかかってくるようになり、先々本当にやっていけるのか不安に…。
家計簿はエクセル表で細かくつけ、毎月予算内で生活していくよう努力してはいますが、主人は交友関係も広く、冠婚葬祭費が多いのが悩みの種です。  子どもとゆっくり向き合いたかったので私は正社員を退職し、今は資格をとってパートで働いています。
正社員時のバタバタした生活が嫌だったので退職に後悔はありませんが、金銭的にはパートだと厳しいかな、と正直複雑な心境。子育てが落ち着いたらまた正社員で働ける道が少しでも開けるようにと、社労士の勉強を始めました。  数年後には車の買い替えも必要になるし、旅行にも行きたいです。どこを改善したらいいでしょうか。また、住宅ローンが変動金利で、今はいいのですが金利が上がったら、貯蓄を切り崩して繰り上げ返済した方がいいでしょうか。その場合貯蓄をどのくらい残しておくべきでしょうか。アドバイスをお願いします。
A 住宅ローンの繰り上げ返済は、焦らず情勢を見極めて返済後は最低1年分の生活費相当の貯蓄があれば乗り切れそうです
3人のお子さんをかかえながら、しっかりやりくりなさっている様子が目に浮かびます。  子どもの成長とともにふえる支出は、確かに重荷。でも、見方を変えれば、働き甲斐につながるうれしい支出ですよね。  エクセル表で管理しているなら、家計支出に占める教育関係費の割合を円グラフ化、支出の変化を棒グラフ化などしてみませんか?
なぜなら、「これまで」と「現在」の家計を把握した上で、「これから」起きるであろう変化をご主人と一緒に予測し、対処法を考えるのが、不安の解消につながるからです。  増収策として、あなたが就職に有利な資格取得に乗り出したのは、すばらしい選択。それが達成されれば、旅行も車の買い替えの夢も実現するはずです。前向きにひとつひとつ着実に実行していくことが大切です。  日用品代や夫小遣いなど、金額の多さが目立つ費目もありますが、納得の上のことと思います。予算内での生活を心がけているようですから、この調子で上手にコントロールしてください。
その際に気をつけるべきは、「何かをとったら、別の何かをガマンする」姿勢でいること。優先順位をつけて取捨選択しましょう。  住宅ローンについては、繰り上げ返済の実行も一つの選択肢。ただ、ローン金利が上がるときには、預金金利も上昇するはず。収入もそれなりに上がれば、返済を焦る必要はないので、情勢を見極めてじっくり検討を。  なお、貯蓄の7割が普通預金、の状態は見直すべき。繰り上げ返済後の貯蓄額ですが、貯蓄型保険が主なので、最低1年分の生活費相当額があれば、乗り切れそうです。

【リビング福岡2013年04月20日号掲載】