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Q子どもたちが自立、家計を見直したい
子ども2人を東京の大学に進学させ、長男は就職し自立、長女は来春卒業です。2人とも奨学金を利用。授業料も納入終了し、あと数カ月の仕送りのみ。長男が大学進学してからの6年、貯蓄がほとんどできませんでしたが、やっとできそうです。
しかし、夫が定年まであと3年(退職金の見込みは約1500万円)。65歳まで働けるか不明で、もし働けても今までのような収入は難しいと思います。現在見直すべき項目はどれでしょうか。  レジャー費・ガソリン代は月1回ほど両親の家に行く分です。ここ半年くらい、昨年完済したマンションのローン分と長男の仕送り分を定期預金にできるように。
予備費は普通預金に積み立て、車関係・固定資産税など突発的支出に備えています。今年、思い切って車を現金購入、貯蓄が360万円減りました。  よく老後は3000万円必要と聞きますが、本当なのでしょうか。また、初心者の株投資、投資信託はどのような商品から始めたらよいですか。  来春からの家計のアドバイスをお願いします。
A 夫の経費、妻の経費を見直し、生命保険も再点検を老後に必要な金額は、ライフプランで異なります。夫婦で考えましょう
子育て終了目前で、ほっとしておられることでしょう。セカンドライフのスタートに向けて、家計を見直そう、というわけですね。  現在、月に14万円も積み立てができています。また、ボーナスがまるごと貯蓄に回っている様子。さらに、来年からは月9万円がプラスできる状況です。
大きな支出がなければ、2016年3月末までに2500万円近い貯蓄が達成できそう。退職月がわかりませんが、退職金を加えると4000万円以上のセカンドライフ資金が見込めます。  老後のためにいくらの蓄えが必要かは、公的年金支給額や夫婦の年齢差、マイホームの改修費用をはじめとする老後のライフプランで異なります。  3000万円というのは、前提条件に基づく試算のはず。条件が違えば参考になりません。今までしっかり家計管理をしてきたのですから、自分たちの条件で、これからの人生をどう充実させていくか、夫婦で考えるべきです。  おたずねの見直し項目の一つ目は夫の経費。小遣いは職業費込みですよね。定年退職後は、それなりに減額を。生命保険も、保障内容や保険料を再点検しましょう。
二つ目は妻の経費。夫の第三号被保険者でなくなった妻は60歳まで国民年金保険料を払うことに。社会保険完備の職場にかわって増収をはかるのも、不安を解消するよい方法ですよ。妻の小遣いも決めましょう。  なお、初心者の株式投資は、よく知っている会社の業績や今後の成長の可能性をチェックして、投資対象を決めるべき。投資信託は複雑な商品を避け、インデックス型などシンプルで手数料の安いものがよいでしょう。

【リビング福岡2013年11月30日号掲載】