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Q子どもが生まれた時のために、どう備えておけば?
もうすぐ結婚3年目を迎えようとしていますが、子どもを産むことに不安があります。貯蓄額が少ない気がしてなかなか決心がつきません。現在は私の給料をほとんど貯蓄に回せていますが、妊娠したらパートを退職しなければならないので、満足な貯蓄ができなくなってしまいます。正社員に…との話もあるのですが、夫の転勤の可能性があるので現実的には難しいです。
そんな中、もし子どもが生まれたら学資保険の加入や夫の保険料の値上げなど、支出が増える一方なのではないかと不安でいっぱいです。漠然と出産関連の貯蓄はしていますが、全く計画性はありません。
マイホームを建てる具体的な予定はありませんが、夫の給料とボーナスから毎年100万円の計算で頭金の積み立てをしています。夫の実家に入る可能性もあるので、その際はリフォーム代として充当しようと考えています。  また、お互いの実家が遠方ということもあり、年間の帰省費がかなり負担。子どもを産むためにいくらぐらい貯蓄があれば安心なのか、生まれたらどのようにして貯蓄していったらよいのか、アドバイスをお願いいたします。
A 十分な備えができています、もっと自信を持って!妻の収入がゼロでも黒字家計、保険や帰省費用も払えるはずです
毎月積立貯蓄を実行したうえで、大幅な黒字が出ています。貯蓄額も平均以上で、収入も安定しているようです。  それなのに、産むことをためらうなんて、あまりにも心配しすぎ。子育ては確かにお金がかかりますが、長い目でみて「おつりのくる事業」と思うべきでしょう。  子どもがいるから病気もできない、子どもがいるから仕事も頑張れる、など、親が子どもからもらうエネルギーはとても大きいです。親になれば分かるはずですが、「この子のためなら頑張れる」「頑張ろう」と思うものです。身の丈に合った消費や貯蓄を目指せばOKです。  計画性がない、とおっしゃいますが、とんでもない!
出産にも住宅購入にも、それなりの備えをしておいでです。同居のことまでお考えとは驚きました。  生命保険にもしっかり入っているようです。子どもが生まれたら、保障を買い増す必要が出るかもしれませんが、あなたの収入がゼロでも黒字家計。保険料の負担能力はありますよ。  実家が遠隔地でも、帰省費用が払えるだけのボーナスも、受け取っておいでです。「子どもを産むためにいくら貯蓄があれば安心か」、というご質問については、「すでに十分です」とお答えします。
それでももっとお金がないと不安、と感じるなら、出産後も働き続けてください。この時代、正社員になれるなんて、すてきじゃないですか! 夫の転勤の件は、辞令が出てから考えればいいことです。  出産後の貯蓄額については、妊娠してから計画しましょう。取り越し苦労はやめて、未来を切り拓(ひら)くつもりで、もっと自信を持って暮らしましょう。

【リビング福岡2013年11月09日号掲載】