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Q夫の退職後、年金がもらえるまでの10年間が不安
25歳と18歳の子どもを持つ主婦です。結 婚後すぐ新築の家を買い、ローンもリフォ ームも済んでいます。夫の退職が55歳にな るかもしれないので、年金がもらえるまで の10年間が不安です。
退職金は1500万円~1700万円を予定。そのまま再雇用があるかは未定ですが、夫は就職せずに、趣味を充実させた暮らしをしたいとのこと。私は今のままずっと働くつもりですが、収入は月に6万5000円くらいです。
同居の長男は働いていて、家に入れてい る月3万円は長男名義で貯蓄。長女は1年 間の進学を希望しており、100万円くら い掛かるので、学資保険を充てる予定です。  夫の保険は60歳後は保険料を払わなくて もいいタイプで、入院1日5000円、死 亡時に320万円保険金が出ます。
来年春には長女の学資保険(払い済み) が150万円、2年後には私の保険(払い 済み)が満期で500万円入る予定です。  また、2台の車はどちらも7年乗りなので、いずれ買い替えも必要。いくらくらい貯蓄があれば、年金がもらえるまで大丈夫か、アドバイスお願いします。
A 貯蓄額を試算し、退職後の支出予算を立てましょう早期退職後のライフプランについて、夫婦で話すことも大切です
住宅ローンを完済し、年収の6割以上が貯蓄に回っています。お子さんの教育費も学資保険でまかなえるのですね。子ども名義の貯蓄は独立援助資金でしょうか。段取りのいい家計です。  子ども名義を除く手持ちの貯蓄は1124万円。55歳で夫が退職したとして、その時点でどのくらいの蓄えが達成できているか、試算しましょう。  2年後に受け取れる満期保険金が500万円。それに今後3年間で貯められる約1100万円強の貯蓄と、夫55歳時に受け取り予定の退職金を加えると、約4300万円になりますね。
他方、その後10年間、定期収入があなたの収入と売電だけだとすると、10年の収入合計は900万円。毎年不足する生活資金がどのくらいになるか、計算してください。  具体的には、夫の生命保険料の支払いや子ども関係の負担の終了、趣味や娯楽、交際費などの増額を考慮して、前半の5年と、後半の5年の支出予算を立てましょう。
仮にそれらの合計が2000万円だとすると貯蓄の取り崩し額は1100 万円。差し引きすると、夫65歳時の貯蓄額は3200 万円ですが、忘れてはならないのが、車の買い替え費用やマイホームのリフォーム費用などの大型支出。退職記念旅行などのイベント予算も組み込むべきです。  とはいえ、よほどのことがない限り、年金開始までに貯蓄が底をつくことはないでしょう。この際、65歳以降の貯蓄取り崩し計画も立てることをおすすめします。  早期退職後の過ごし方について、夫婦で話すことも大切です。趣味だけでなく、人の役に立つこと、地域貢献を視野に入れたライフプランをぜひ。

【リビング福岡2013年10月05日号掲載】