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Qまとまった貯蓄、繰り上げ返済に回すべき?
7年前に築5年の中古一戸建てを、35年ローン2500万円で購入し、少しずつ繰り上げ返済して、ローン残高は1120万円(あと10年)となりました。
子どもが3人いますが、今年中にもう一人授かることを希望しています。上の子の出産後は生後4カ月から職場復帰しており、次の子もそのつもりでいます。満3歳までは職場内の託児所が利用できるので、保育料もかかりません。
昨年、新車を550万円で購入し、一括で支払っています。しばらくは買い替えの必要はありません。夫は会社の車を使用しています。保険はすべて掛け捨てです。共働きのため、家族での旅行などは全くしていません。休日には家族全員で公園に行ったり、ドライブするため、車関係の出費がやや多くなっています。  毎日無駄遣いせず、節約して、コツコツと貯蓄してきました。もうすぐ貯蓄が1000万円になるのですが、子どものためにこのまま貯蓄しておいたほうがよいのか迷っています。もちろん今後も節約に努めていくつもりです。繰り上げ返済する場合、いくらぐらいがよいでしょうか。ご助言をお願いいたします。
A ローンの種類・金利に応じて繰り上げ返済の検討を死亡保障が少なめなので、保障の増強をおすすめします
共働きパワーに加え、きめ細かな節約で、住宅ローンを高速返済中ですね。4人目の出産計画もあり、頼もしい限りです。  今後の返済については、ローン控除とローンの種類・金利に配慮が必要。その上で、ライフプランと預貯金の金利や運用、能力、手間暇を勘案して決断すべきでしょう。  平成18年入居者の住宅ローン控除期間は10年。7年目まで年末残高の1%(最高30万円)、 8~10年目まで同0・5%(同15万円)。あと3年は控除が適用されますね。ローンは種類、金利が不明なので、一般論しか語れませんが、変動、固定、選択型などタイプを調べ、金利変動に対して打つ手を考えておきます。
今の貯蓄ペースなら3年後には一括繰り上げ返済しても、それなりの貯蓄が手元に残りそう。ローン金利が低いなら控除を受けつつ様子をみて、ローン控除が切れたところで一括返済するか否か決めるやり方で。  金利の上昇にかかわらず、自分のローン金利は低く固定されて逆ザヤが発生するなら、急いで返済する必要はありません。運用能力を磨いて、貯蓄をふやすほうが得策です。
他方、自分の金利も上昇して返済負担が増す方向が確認できたら、段階的でも繰り上げ返済を。M家は年間の貯蓄力が大きいので、学資保険のほかに預金は100万円程度残す形でも、問題はないと思います。  死亡保障が夫1000万円、妻100万円と少なめなのが心配。ローン完済時に団体信用生命保険がなくなることもあり、保障の増強をおすすめします。お子さんが多いので、とりわけ母親のあなたの保障強化は必須。違うタイプの掛け捨て保険をプラスしてはいかが。

【リビング福岡2013年06月22日号掲載】