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Q定年後、どう教育・老後資金を貯蓄・運用すれば?
妻と中学生の子ども2人の4人家族。  昨年定年を迎えましたが、同じ職場にて就労中です。65歳まで働く予定。基本給は、定年前の半分に減少しました。妻は実家の親の世話をしているため、ときどきアルバイトする程度です。
住宅ローンは完済。外食や衣類、交際費などは、何か特別な時のみの支出なので、小遣いから捻出しています。市民税や県民税ほか、税金は給料からの天引きです。  車は、普通自動車と軽自動車を1台ずつ保有しています。  預金金利が低いので、リフォームや医療費などの急な出費に備えて普通預金にしています。妻名義で、1年定期預金を5口。養老保険と学資保険(2人分)は、払い込み済みです。
今回、会社の都合で財形もできなくなるので家計を見直したいと思い、応募しました。今後必要となってくる、教育資金や老後資金のための貯蓄・運用方法に関するアドバイスをよろしくお願いします。  また、手術経験があるため、医療保険には入ることができません。保険対策についても教えてください。
A ボーナス収支の赤字状態が問題、改善が必要です普通預金から定期預金へ預け、資産運用は少額からスタートを
退職金の支給もあり、2800万円近い金融資産をお持ちですね。問題は1000万円以上も普通預金に預けていること。急にそれほどの大金が必要になると思いますか? 定期預金の金利は低く推移していますが、普通預金より安全で、中途解約も簡単です。普通預金は200万円程度にとどめ、定期預金などに預けるべきでしょう。
資産運用についての勉強も必要。まずは公的機関が主催するセミナーなどで、基本的な金融知識を身につけることをおすすめします。そして、「うまい話には落とし穴」を肝に銘じて行動を。運用経験がほとんどないようなので、石橋をたたいて渡るくらいの気持ちで、少しずつ運用商品のレパートリーを広げていきましょう。
よさそうに思える金融商品に出合っても、まずは少額で試してください。目論見書や運用報告書などをじっくり読んでもわからないものには、手を出さない勇気も大切です。  外貨建ての金融商品や投資信託、株式投資などリスクのある金融商品を利用する際には、金融機関および投資先の信頼性をチェックしてください。
今一番の問題は、ボーナス収支が58万円近い赤字状態なこと。給与の黒字分と財形貯蓄では赤字を埋めきれず、年間10数万円の支出超過になっています。  お子さんがまだ中学生なので、教育支出のピークはこれから…。今から貯蓄を取り崩すようでは、先々が心配です。車を手放す、家族旅行を見直す、などの荒療治が必須です。  医療保険も多種多様で、手術経験があると一律に入れない、ということはありません。がんなど、医療費がかさみがちな病気に備える方向で検討を。

【リビング福岡2013年05月18日号掲載】