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Q第2の人生のため、どうライフプランを立てれば?
結婚して15年。私の実家の土地に家を建て、住んでいます。共働きをしていることもあり、家のローンは返済済みです。夫は現在単身赴任中です。
ガソリン代と帰省費用は毎月この程度かかります。夫の小遣いが高いと思いますが、ゴルフや接待、付き合いのため減らせません。食事などは会社の給与天引きなので、小遣いから負担していません。
家のローンもないので漠然と預貯金をしていますが、共働きで、仕事ばかりで時間に追われた余裕のない生活です。希望として、夫が60歳になったら2人でリタイアして、第2の人生として、のんびりゆっくり過ごしたいと思っています。
65歳からの年金支給などを踏まえ、それまでは、自分の個人年金や資産だけで暮らそうと思っています。退職金等はあてにしていません。  個人年金と学資保険の金額が高すぎるように思いますが、減額して他の定期預金等へ回すべきか、それともこのまま継続したほうがよいのか…。  第2の人生のため、どれくらい準備しておけばよいでしょうか。アドバイスをお願いします。
A 第2の人生をどう過ごすのか夫婦で話し合いましょう資産の50%以上を保険に頼るのは問題、運用方法の見直しを
とてもリッチな共働き家計ですね。住宅ローンを完済した上に、保険料一時払いで加入した個人年金資産が1800万円もあるようです。  そのほかに月16万円の保険料を払っている学資保険や、月掛け5万円の個人年金契約も…。それらは貯蓄にカウントしていないので、実際には4000万円以上の金融資産をお持ちですね。
また、ボーナスでも個人年金掛け金を払っているほか、給料とボーナスの黒字が年間100万円近くあります。学資保険や年金保険の掛け金を加えると、年350万円ずつ貯蓄がふえる計算です。  でも、中学から私立校に進学させる予定を実行すると、年間貯蓄額は半減するかもしれません。それでも、15年後にリタイアしてから夫の公的年金支給まで5年間の生活費は、今後の貯蓄分でまかなえそうです。  問題は運用方法です。学資保険や個人年金はインフレに弱いのが難。資産の50%以上を保険に頼るのは問題です。
また現行の税制では、親が万一のときに子どもが受け取る祝金・満期金・育英年金は雑所得として、課税対象です。「所得」が38万円を超えると、子ども自身も所得税、住民税の対象になるほか、金額によっては親の扶養をはずれます。  個人年金の税金についても同様に勉強が必要。タイミングをみて中途解約することも視野に入れるべきです。外貨預金や投資信託などリスクのある金融商品も利用中ですが、手数料や値動きの仕組みを理解して運用していますか?  第2の人生に向けた準備額をおたずねですが、それには老後をどう過ごすかの青写真が必要。夫婦で話し合ってください。

【リビング福岡2013年03月30日号掲載】