> > 高橋伸子さんの家計簿クリニック > 総合 > 退職金がない老後を考えると、子ども2人は無理?
Q退職金がない老後を考えると、子ども2人は無理?
夫と娘の3人家族。できれば子どもがもう1人ほしいなと思っています。  今年長女が小学校に入学したら、私はパートを辞める予定。夏休みなどに子どもを1人で留守番させるわけにもいかないし、精神的に弱い子なので学童などにも行きたがらないと思うため、1・2年は専業主婦になることを決めています。また、もし2人目を妊娠した場合、その子が幼稚園入園までは専業主婦でいたいため、その後4年はパート収入はなくなることになります。
主人の会社は今後も昇給は見込めず、かといって転職の考えは全くないようです。1番不安なのが定年まで働いたとしても退職金がないということ。老後資金のことを考えると「子ども2人は無理なのでは?」と思い、ためらっています。
今でも外食はゼロ、レジャーもお金のかからない公園ばかり。子どもが増え、さらに切り詰めるような生活になるのかと思うと、今の生活を大事にした方がいいのか…などと考えてしまいます。退職金のない老後のためにいくら貯めればいいか、見当もつきません。  良きアドバイスをお願いします。
A お金にはかえがたいのが家族、上手にやりくりを長女の小学校入学後は、幼稚園の月謝分を貯蓄に回しましょう
頭金ゼロでマイホームを手に入れたようですが、家計は月4万円の黒字。ボーナス収支の黒字も加えると、年に約55万円も貯められる状況です。上手にやりくりしていると思います。  ただ、軽自動車とはいえ、マイカーの2台保有は大変。駐車場代が高いと感じましたが、マンションの管理費や修繕積立金、通信費込みとか。車の買い替え費用を計画的に積み立てましょう。
夫の保険のうち一本は貯蓄性が高いタイプです。お子さんの将来の学資に使う予定だそうですが、払い込みが満了(契約から15年)した段階で、老後のために年金保険などを追加してはいかが?  現在、幼稚園費と習い事で、月に4万2000円も教育費にかけています。小学校に入ったら、幼稚園の月謝に回していたお金のうち、2万円は貯蓄に回しましょう。次に生まれるかもしれないお子さんの教育資金準備の心積もりで―。
「最初の子は神様から親へのプレゼント、次の子は最初の子へのプレゼント」と、児童心理学の先生から教わったのを思い出しました。長女が消極的な性格なら彼女の成長のために弟か妹ができるといいですね。きっとお姉さんとしてしっかり活躍してくれますよ。
また、親はいつまでもそばにいてやれませんし、一人っ子は老親介護のプレッシャーを強く感じがちです。とにかく、お金にはかえたがたいのが家族だと思いませんか?  夫の意識も変わるかも。家族が増えて、仕事にも張り合いができ、昇進昇給や転職などの選択に目がいくといいですね。あなたも「子どものため」と働き方にブレーキをかけすぎず、やりくりの腕前も上げてください。

【リビング福岡2013年02月23日号掲載】