> > 技ありの人間関係 > 時代と心は“チェンジ”
 
 
 
 
とく・とく・とっくん。脈が飛ぶ。不整脈でここ10年ほど病院に通っている。ストレスの管理を人にすすめながら自分のことはできない。でも大丈夫。先輩に言われた。「病気の治らないのは、治してはいけないからである。必ず深い意味がある」。なるほど。一病息災と昔の人は言った。
一見マイナスに思えることが実はプラスに働いているのだ。そう言えば血液のかたまりにくい薬を飲んでいるので、ここ数年、血のめぐりは良くなり、頭がさえてきたように思う。脳こうそくでオヤジは倒れた。でもそのおかげで私は大阪から故郷へ戻れた。強くて恐い妻のおかげで私の家には災いは寄りつかない。
今年入学試験にうまくいかなかった人もいるかもしれない。41年前、高校出たての私は希望の大学を受験して全部落ちた。でも今は幸せである。そのとき大学に合格してはいけない深い意味があったのだ。勝たなくても良い、負けないことだ。方向性が間違っていなければ、努力は必ず実る。
3月は別れの季節。寂しいけれどまた深い意味がある。「技ありの人間関係」2000年より連載開始。今回で最終回。これまで応援をいただいた皆さまに厚く感謝申し上げたい。
9年間のコラム原稿の締め切りと妻からのストレスによって心臓さんは悲鳴をあげて、脈が飛ぶようになったのかもしれない。先日妻にそう言って、ペースメーカーを入れることになるかもと話すと、「その前にあなたは“心を入れ替えなさい”」と言われた。ウーン! もっとも。
 春はもうそこまで。皆さんお元気で。