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今さら聞けない
「お歳暮マナー」
日頃お世話になっている人へ、感謝の気持ちと末永いお付き合いをという気持ちを込めて贈り物をする「お歳暮」。分かっているようで意外と迷うマナーについて紹介します。

 

<贈る側のマナー>

◆贈る時期・贈り方は?
昔は正月の準備にかかる「事始めの日」(12月13日)から年の暮れ(28日頃)までに贈っていました。現在では12月初旬から20日頃までに贈るのが一般的ですが、11月末頃から贈る人も増えているよう。ブリなど正月に使うものであれば、12月30日までに届けば大丈夫です。  本来は持参するのがマナーですが、実際はデパートなどから直接贈り届けるのが一般的です。目上の人には別便で送り状を出したり、電話で贈った旨を伝えたりしておくと、より丁寧です。送り状には、日頃のお礼やお歳暮を贈った旨を書き、品物より早く届くよう発送を。また、生ものの場合は受け取る都合のよい日を聞くとよいでしょう。  
◆金額の目安は?
お歳暮とお中元は同じ金額で大丈夫です。特にお世話になった人には5000円~1万円、職場の上司や仲人には5000円前後、知人・友人・親戚には3000円~4000円、親には3000円~1万円が目安です。
◆お歳暮は1回だけでもいい?
お歳暮は毎年贈るものです。今年特にお世話になったので1回だけ、ということであれば、「御礼」として贈りましょう。
◆贈る時期を逃してしまったら?
その場合は、新年のご挨拶として松の内(一般的に1月7日まで)に「御年賀」として贈ります。寒の入り(小寒、1月5日頃)を過ぎると、目上の人には「寒中御伺」、同輩や目下の人には「寒中御見舞」とします。
◆先方または当方が喪中の場合は?
お歳暮はお礼の挨拶なので、喪中に贈っても贈られても儀礼上問題ありません。ただし、相手がひどく気落ちしていたり、四十九日の法要前などで立て込んでいるようなら時期をずらして「寒中御伺」などにする心遣いを。「御年賀」として贈るのはタブーです。
協力:「現代礼法研究所」マナーデザイナー・ 重松照代さん
プロフィル/「マナー以前の社会人常識」(講談社)で知られる「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子さんに師事。現在は、九州各県でマナー研修に携わる。共著に「これだけは子どもに教えたい!大切なマナーのすべて」(メイツ出版)ほか。