近年、福岡市内の食中毒の原因として最も多いのが、カンピロバクター。過去には野外イベントで100人以上の患者が出た事例もありました。

カンピロバクターは、ニワトリ・牛など家畜や野生動物の腸管内に生息する菌。人の体内に入ると増殖し、食中毒を起こします。感染すると1〜7日間の潜伏期間後、下痢や腹痛、発熱の症状が出ます。子どもや高齢者など抵抗力の弱い人は重症化しやすいです。
また、ギラン・バレー症候群を発症することもあります。

感染の主な原因は、菌の付着した肉を、生や加熱不十分な状態で食べること。カンピロバクターは、鶏肉から高い割合で検出される菌。今、「あぶり」や「レア」などの食べ方がはやっていますが、注意が必要です。

予防方法は、肉を中心部まで十分に加熱して食べること。鶏肉なら、ピンクから白に色が変わるのが目安です。

手指・器具を介して菌が移るのを防ぐため、生肉を触った手は石けんで洗い、調理器具は洗浄後、熱湯や塩素系漂白剤で消毒を。シンクを介しての感染にも注意をしましょう。また、焼肉などをするときは、生肉を触った箸やトングと、取り箸を使い分けましょう。