平成26年に福岡市で起きた食中毒の多くが、カンピロバクターという細菌が原因でした。カンピロバクターは鶏や牛、豚などの腸管内に生息し、食肉処理時に肉に付着します。
■原因は?
 肉を生や加熱が不十分な状態で食べたことが主な原因。肉を扱った調理用器具や手指から、他の食品に細菌が付着する場合もあります(二次汚染)。
※生の鶏肉では半数以上にこの細菌が付着しているというデータがあります。鶏刺しや鶏たたきなどは注意

■症状は?
 主な症状は、下痢、腹痛、発熱など。少量の細菌でも発症し、食べてから発症するまでの期間が1〜7日と長いことが特徴です。
  • 新鮮なものでも生肉には食中毒菌が付いている場合があり、生で食べるのは危険。
  • 肉の中心部まで十分に加熱。目安は中心部が75℃で1分以上。
  • 調理には専用の箸やトングを使用。
  • 生肉を扱った後は、石けんで丁寧に手洗い。
    包丁・まな板は中性洗剤で洗い、熱湯や塩素系漂白剤で消毒。
  • 生肉の汁が他の食品に付かないように注意。
  •  あらかじめカンピロバクターを付けた鶏ささみ(約50g)を沸騰した湯に入れ加熱した後、氷水で15秒間急冷し、ペーパータオルで水気を拭き取ったものを検査しました。
  • あぶりや湯引き程度の加熱では、カンピロバクターは死滅しません
    鶏肉の場合、中心部の色が桃色から白く変わるのが目安です。
  •  焼肉の時に調理用トングで、加熱後の肉を取り分けたことはありませんか? せっかく調理用トングを使っていてもこれでは意味がありません。生肉を漬けていたタレに焼けた肉をつけるのもNG。
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