> > 料理研究家の台所 > 山際千津枝さんの「食器棚」

台所は主婦の城!? 主婦の憧れ、女性料理研究家の台所には、思わず真似したくなるアイデアからプロならではのこだわりまで、たくさんのものがつまっています。このシリーズでは、福岡の女性料理研究家のお城をちょっと拝見!


壁を覆う、つくり付けの食器棚。扉を閉めれば、格子が生きる落ち着いたインテリアに
山際千津枝さんの部屋に入った瞬間、目に飛び込んでくる、大きな食器棚。つくり付けのその棚には、床から天井まで食器、食器、食器…。思わず「すごい!」と声を上げてしまうほどです。
「引っ越しの度に処分して、かなり減っている」と言うものの、それでも結婚当初から少しずつ集めた食器は膨大な数。「何十年もの間、片付けても片付けてもゴチャゴチャに見えてしまっていたのだけれど、今は、食器は同じ色同士で集めた方がスッキリ見えるという結論に落ち着いています」
硬さの違う磁器と土もの(陶器)は、同じ洗いおけに入れたり重ねて収納したりせず、ひび割れた食器は、金継ぎをして使います。「何でも買える時代だけれど、いい物を大切に使うのもいいですよね」
「若いころのほうが、お金がないのに、高い食器を買っていました。無謀だったけれど、何とかなるもの。その食器が、何十年も心を豊かにしてくれますしね」。棚の食器を見上げて、ふっと優しい表情に。「食器は食べ物の洋服のようなもの。この料理をのせたいと思えるお皿を選んでほしいですね。そうすれば、買って使わないということも、少なくなりますよ」