> > 料理研究家の台所 > 井口和泉さんの「自家製保存食」
ずらりと並ぶ保存食。「台所は食材を通して季節を感じられる場所。 それが楽しくて、ウキウキ作っているんだと思います」
プチトマトの水煮に、カリフラワーのピクルス、ひよこ豆のなたね油漬け、カキのオイル漬け、小豆のシロップ漬け、梅干し、卵黄のみそ漬け、アンチョビ…。
井口和泉さんが、冷蔵庫や棚から次々と取り出す“保存食”に、もうびっくり。年単位で保存できるものから、数週間で食べ切るものまで、その数は数十種類。「2~3日に1度はチョビチョビって作っています。夜に作って『寝てる間においしくなるぞ』って思うのが楽しくて」と笑います。
その季節の味覚を、おいしく食べ続けられるのが保存食の魅力。楽しんでいる井口さんですが、過去にはこんな失敗も。「30年前のテキストに忠実に作ったら、食べきれないほどの量になっちゃって!」。家族構成も生活形態も変わった今は、少しの量ずつ、いろいろ作るのがコツだと話します。
例えば、たくさんのフルーツが手に入ったら、いくつかに分けてドライフルーツやコンポート、シンプルなジャムなどに。その後、そのまま食べたり、料理のソースにしたり、お菓子に入れたり…と使い道も広がります。
「少量なら失敗も怖くないし、いろいろ試してみる気にも。友達と作って分け合うのも、おすすめですね」