> > 季節の食卓 > 柏もち

季節の食卓

新芽が出るまで古い葉が落ちないお家繁栄の縁起物「柏もち」

柏もち イメージ

♪柱のきずはおととしの 五月五日の背くらべ~。童謡「背くらべ」にも歌われる、五月五日の端午の節句。“端午”とは旧暦五月最初の午の日のこと。ちょうど田植えの時期にあたることから、田に入る女性たちが身を清めるために、薬草であるよもぎや菖蒲を使って田の神への厄払いを行ったのが始まりでした。それが平安時代に、菖蒲が“尚武”“勝負”を連想させるなどの理由で、男の子の成長を祝い健康を祈る節句へ変化したといわれています。

この日食べられる、柏もちが登場したのは江戸時代から。もちもあんも砂糖も当時は貴重品。柏もちはハレの日ならではのごちそうでした。柏は新芽を出すまで古い葉を落としません。そこで、次代が生まれるまで当代は死なない、というお家繁栄の縁起物として愛されてきました。 今回はこの柏もちを、家族やご近所みんなでいただきましょう

材料(6個分)

  • 上新粉150g
  • 白玉粉(またはもち粉)50g
  • 上白糖30g
  • 塩小さじ1/4
  • 水200cc
  • 水あめ小さじ1
  • こしあん(または粒あん)80g
  • 柏の葉6枚

幾田淳子さん

作り方

  1. (1)こしあんは6等分にして、丸めておく
  2. (2)大きめの耐熱ボウルに、上新粉・白玉粉・上白糖・塩を入れ、さらに水200ccを加えて混ぜる
  3. (3)(2)をラップをかけずに500Wの電子レンジで1分。取り出して、木べらでよく混ぜた後、再び電子レンジに2分30秒かける
  4. (4)水あめを(3)に少しずつ加えながら、めん棒などでつく。ある程度冷めたら、手で耳たぶくらいの柔らかさになるまでもみまとめる
  5. (5)(4)を6等分し、あんが包める大きさになるよう丸く延ばす。あんを包み、合わせ目をしっかりと閉じる
  6. (6)蒸気のあがった蒸し器にさらし、またはオーブンシートをしき、(5)を間をあけて並べて強火で5分間蒸す。冷めてから柏の葉で一つずつ包めばできあがり

★水あめを入れると、おもちが固くなりにくく、作ったその日はモチモチ感をキープしてくれます